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アユになった夜 ブールメン音楽祭(8月7日~9日)

2009.08.09 *Sun
大観衆の見まもる中、スポットライトを浴びてステージに立つ

出番待ちのステージの袖から観客を見渡す。
昼間、ペトング場だった広場が人、人、人で埋め尽くされている。
ここまでの大舞台に立つのは初めてだ。


モロッコに来てから覚えた「よさこいソーラン」
こんなにいろんな人に見てもらえるとは・・・。いやがおうにもテンションがあがる。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


ブールメン在住の友人、Iさんから、よさこいソーラン有志に出演依頼があったのは数ヶ月前。
ホテルはない町だけど、自宅を開放するのでそこに寝泊りし、ぜひ音楽祭に参加して欲しい、と。
本来はベルベル音楽の祭典であるけれど、日本の踊りをモロッコの人々に是非見てもらいたいというIさんの熱意に、主催者側が出演許可を出してくれたのだった。また、手工芸品の販売も可能ということで、普段販路のないウルウイ村の女性達の商品を売る絶好のチャンス。願ってもない話である。


音楽祭初日、グランタクシーでブールメンに入った。
山がぽこん、ぽこんとまわりを囲み、のどかな感じのこぢんまりした町である。普段は静かなこの町が、毎年夏の音楽祭の期間中は、近隣の都市から多くの人が訪れ、昼夜を通して音楽やダンスに明け暮れるのである。到着したときはまだがらんとした大通りも、午後日が暮れてくると、かなりの人通りとなった。

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手工芸品の販売ブースには、長距離バスが停まる真ん前の建物のスペースが用意されていた。場所取りで他の出展者とモメる事もなく、机・椅子まで必要なだけちゃんと用意してくれるとは、さすがIさんの根回しが効いている。ウルウイ村からはベルベルマント、スカーフ、きんちゃく、ナツメヤシのペーストお菓子などを持っていく。ワルザのイーメンさんはじゅうたん、毛糸のバッグ類、メクネスのユリコさんは刺繍商品を持ってくる。

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午後になると、目の前のメイン通りでベルベル音楽が始まる。

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時折、観客も踊りの輪に加わり、見よう見まねで踊る。踊り子の男性達も、見ているこちらも楽しくなる。なんともオープンでアットホームな雰囲気。

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ベルベルの踊りは普段村で見慣れていると思ったけれど、この一種ラインダンスのような踊りは、宴会などでよくみる女性達の腰振りダンスとはまた違い、ちゃんとした振り付けのパターンがあるようでなかなか見ごたえがある。

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そんな中、メクネス組、エルラシディア組、と次々にメンバーが到着し、「よさこいソーラン」のリハーサルも進められる。メンバーの1人でもある総指揮者のIさんは、段取りのためにステージ、家、リハーサル会場と飛び回る。今回デビューするメンバーは2名。短い練習時間にもかかわらず、どんどん振りを覚えてくれて頼もしい限り。振りが合わないところは、何度も確認しあい、観客席から監督している写真係のNさんからもダメ出しの檄がとぶ。
また、リハーサル会場の一角では、男性陣による太鼓と大漁旗を振る練習も行われる。
視覚効果、音響効果も加わり、これまでの公演以上に完成度が高いものになりそうな予感。

みんなの気持ちがひとつになり、そして本番の夜がやってくる。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


午後10時半。

スポットライトを浴びてステージに立った私たちには、すでに大きな拍手が。
一体どんな踊りを見せてくれるのだろうかと、モロッコ人の好奇心と期待がダイレクトに伝わってくる。

体育会武道系M氏の、のろしの太鼓の音に、ステージと客席、そして深夜の冷えた空気が震えた。

まずは、夏の盆踊りを思い出させる鹿児島の「おはら節」から。メンバーの中に鹿児島県にゆかりのある者が3人いるということで、選ばれたこのナンバー。地元から送られたはっぴもここでお披露目。

盆踊りの輪の状態で踊りながら、徐々に3列・各4人の形にトランスフォーム。
おはら節のスローなテンポが終わると、一瞬の間をおいて、よさこいソーランの威勢のよい前奏が始まる。

「どっこいしょー、どっこいしょー」「そーらんそーらん」
隣のMちゃんに負けないように振りを大きく、声を張り上げる。

途中からひざの屈伸が効かなくなるが、それでも踊る。踊り続ける。
ちらりと周りを見ると、スポットライトに照らされてみんなの顔が輝いている。
ステージに立って、大勢の前でパフォーマンスするのがこんなに楽しいなんて。
歌手がライブをする時の気持ちもきっとこんな感じだろうか。浜崎あゆみもステージに立つとこんな気持ちで歌っているのだろうか。

クライマックスのポーズが決まった。
みんなの息が切れている。

聞きなれない曲調に、モロッコ人はきっと手拍子をいれることも、リズムに体を揺らすこともできなかったに違いない。それでもいい、と思う。言葉を超えて心に響く何かがあればそれが私たちへの報酬。彼らの優しい歓声と拍手が鳴り止まない中、私たちはステージを降りた。客席に向かって両手で手を振りたい気持ちを抑えつつ。

よさこいを通して、より深く知り合えたメンバーたち。
自分の住んでいる地域の住民だけでない、モロッコの人々との交流。
来て良かった、としみじみ思った。

仲間達は1人、2人と去っていくけれど、みんなでステージに立った、
この夜のこの感動は、きっと忘れない。

最後に、素晴らしい統率力と、本職に負けずとも劣らぬその調整力でみんなをまとめてくれたIさん、本当にありがとう。



ギーゴという町

音楽祭の合間に、スークで有名なこの町を訪れる。
ブールメンからは片道25kmの距離。Iさんを隊長とする全9名で、ミニバンを貸し切って出発。

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スークの日は人も車も多い。
規模も大きく、ありとあらゆるものが売られている。
みんなのお目当てはじゅうたん。この地域の女性達が織るじゅうたんは独特な色合いとデザインで定評あり。実際にじゅうたんを織った女性本人が売りに来ているというのも珍しい。女性達でごった返すじゅうたんのスークは活気にあふれている。

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暑いので喉が渇く。こんなときは屋台で売っているサボテンの実がいい。売り子のお兄ちゃんが見事な手さばきで、トゲトゲの皮をその場で切って、中身を取り出してくれる。種がいっぱい入っていてちゃんと噛めないのがつらいけど、ジュージーでやみつきになる味。1dhで3個食べさせてくれました。

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☆インフォメーション☆

ギーゴ
アクセス:ブールメンからミニバンで7dh。



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