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早朝ハマムのススメ

2009.05.20 *Wed
CTM夜行便にてメクネスからエルラシディアに到着。
時刻、午前4時30分。あたりはまだ暗い。

この日、エルラシディアに着いたら友人宅に立ち寄る約束になっていたが、こんな朝早い時間に行くのはさすがに非常識か・・・。まだまだ時間がある。

とりあえずバスターミナルに隣接する、おそらく24時間営業のカフェ『アル・アンダルース』に入って一休み。乗り継ぎのバスを待っているのか、はたまた砂漠に行く観光客をつかまえようという客引きか、店内には男性の姿がちらほら。冬場は凍えそうになりながらここで朝を待ったものだが、初夏のこの時期、夜はわりと涼しく過ごしやすい。

しかし暇だ・・・。
シュイップス・トニックをすすりながら、ふと、思いついた。

「そうだ、ハマムに行こう」

水道のない村暮らし、家に帰るとシャワーを浴びる事ができない。
今週はこれからずっと忙しいし、この暇な時間を利用しない手はない。

カフェの給仕に聞くと、どうやらこの近くのハマムは朝6時に開店するとのこと。

とりあえず6時まで待って、すでに薄明るくなってきた町へ繰り出す。

教えてもらったハマムはバスターミナルから3分もかからないところにあった。
看板には「Douche & Bain (シャワー&フロ)」。
ちょっくらひと浴びしたいという、今の自分にぴったりではないか。

入り口には従業員とおぼしき女性(おばちゃん)が2人いて、ちょうど朝のお祈りの最中。
急に現れたシノワー(中国人)に驚いた様子だったが、すぐに奥に案内してくれる。

明らかに一番乗り。誰もいない。

かなり古い施設ではあるが、入って右手がハマム、左手に個室シャワーが10部屋ほどあり、中央部分が脱衣所となっている。

ここで、いきなり気づく。

「ハマムグッズを持っていないんだった・・・」


ハマムに行くには通常、下記のものが必要である。

①プラスチック製の小さい椅子、もしくは床に敷くマット
②手おけ
③ぞうり
④シャンプー、リンス、石鹸など ※オプションでサボンビルディー
⑤あかすり
⑥タオル・着替え等

都会から村に帰る途中の身で①~③が手元にない。こんな基本的なことを忘れていようとは・・・。


そのとき、すっと青いビニールぞうりが足元に。

「旅の途中のシノワー、きっと持っていないだろうから、これを使いなさい」

と言わんばかりに、従業員のおばちゃんの心にくい行き届いたサービス。
さらに手おけと椅子も出してきてくれる。私の心を読んだのか、さてはタダ者ではない。

脱衣所のロッカーに鍵はついておらず、お金など貴重品はどうすればいいかと聞くと、ちゃんとキャンプチェアを用意してくれて、ハマム内に持って入れと言う。

何とも、ありがたや、ありがたや、ということで、
いざハマム内部へ。


0900520 091
この青いトビラの向こうに、まだ君が見たことのない禁断の世界(女風呂)がある・・・


掃除したばかりの清潔なタイル張りの床。まだ温まりきっていないハマム、息苦しさを全く感じさせない。普段は女性達のおしゃべりや、子ども達の泣き声、ひっきりなしに水の流れる音がこだまするハマム内部が静寂に包まれている。

水道から出る水とお湯は若干鉄さび臭さがあったものの、誰に気兼ねするでもなくふんだんにお湯を使って体をきれいにできるこの幸せ。


一通り体を洗いきったところで、ハマムのトビラが開く。

「背中をこすろうかね?」

絶妙なタイミングで、例の従業員のおばちゃん登場。
自分だとなかなか手の届かない背中の真ん中やわき腹を丁寧にこすり上げてくれる。
村のハマムでも、一人で行くときはいつも、こうやって知らない女性がこすってくれるんだよなあ。
改めてモロッコ人のピュアなやさしさに感動。

自分でもかなりしっかりこすった筈なのに、さらに垢が出てくるわ出てくるわ。
おばちゃんもきっとびっくりだろうなあ。

「このシノワー、長いことフロ入ってないね」

仕上げに、手おけのお湯で背中を流して終了。仕事が終わると女性は機敏に退場。

ハマムに入ってから出るまで約30分。最後まで他の客が来る事もなく、一人で蛇口を占領し、ゆっくりと髪と体を洗い、一人ハマムの時間を楽しんだのでした。


0900520 087
やわらかな電球の光に包まれた、ほんのりと温かい早朝のハマム。


「おばちゃん、ありがとう」

心からお礼を言って、通りに出るとそこはもう朝の喧騒に包まれた町。
目の前のお店ではハルシャ(朝良く食べるぱさぱさのパン)屋台が出て、あたりに香ばしいにおいが立ち込める。

今朝のハマムで垢が落ちて数キロは軽くなったはず。

「いざ、朝ごはんを食べにカフェに行こう。」

Brand-newな私になって、軽やかな足取りで朝のエルラシディアを闊歩したのでありました。


★インフォメーション★

シャワー&フロ シディ・アンミ

場所:エルラシディア中心部。バスターミナルからカフェ『アル・アンダルース』を突き抜けて外へ出て、はす向かいの通りを直進。すぐに右手にある看板が目に入ります。
営業時間:だいたい朝6時から?
入浴料金:6dh
※ちなみに男性用ハマムは、カフェを出たところの通り沿いにあります。(女性用ハマムと同じブロック)


0900520 095



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