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アトラスシヤン倶楽部の謎Vol.2

2009.05.31 *Sun
 民営バスにドラマあり


アトラス山脈に生息する犬を保護しようというのが、この倶楽部のそもそもの目的なのだろうか。
この謎に一歩迫る出来事があった。

それは先日のマラケシュ旅行でアトラス山脈を越えた時のことである。


エルラシディアから夜行バスに乗り、明け方ワルザザートに到着。
ちょうどうまく乗り継ぎがあり、朝5時発マラケシュ行きの民営バスに乗り込んだ。
シートは最前列右側の一人席、ベストポジションを確保。

0900527 024

ティシカ峠に差し掛かったところで運転手がなにやら車掌に指示。
バスの前の棚においてあった黒いビニール袋が開かれる。

そこから出てきたのは、普段みんなが食べる平たくて丸いアラビアパン。
昨日の残りなのか、円形を留めていないものもあり。ワルザザートを出発したときには確か置いてなかったビニール袋。途中でうたた寝している間にどこぞで仕入れてきたのだろうか。


U字に曲がったヘアピンカーブ、慎重にハンドルを切る運転手。しかし彼は対向車だけでなく、なにかを気にしている様子。

そのうち、道路わきにカフェやお土産を売るお店がぽつぽつと見えてくる。
運転手が勢いよくクラクションを鳴らし、スピードを落とす。

と、その音が合図だったかのように、店先に現れたのは、


0900527 019


今、とばかり運転手はパンを犬に向かって放り投げる。


0900527 033


地面に落ちたパン、犬は尻尾をふりながら近づいていき、そしてまるで「毎度ありがとう」とでも言うようにしばらく通り過ぎるバスを見送った。

自分の飼い犬でもないのにわざわざパンをやるなんて。


もしやあなたは・・・
「アトラスシヤン倶楽部の会員ですか?」


こう聞きたい気持ちをぐっとこらえて、彼らの行動をさらに観察。

次のカーブでも同じようにクラククション鳴らす。
待っていました、とばかりすでに別の犬がお待ちかね。

「よし、やれ」

運転手のこの合図で、車掌は窓から犬に向かってパン数切れを放り投げる。

その後同じようにパンを投げること数箇所、運転手と車掌は交代でこの役割を果たす。運転席の後ろにいた乗客も、通り過ぎる店の前に犬が見当たらないと一緒になって目を凝らし、「ほらそこだ」と教えはじめる。運転手も車掌も、乗客もみんな、うまくパンを投げられるととても嬉しそうだ。

0900527 016


とはいえ、すべての犬に対してパンを投げてやってるわけではない。とあるお土産やの前に座って待っていた犬、車掌がパンを投げようとすると、運転手がすかさず、


「ダメだ、あいつにはやるな」

と、許可が下りず。


なぜさっきの犬はよくてこの犬にはやらないのか?
単なる個人的な理由か、それともパンを与えていい犬といけない犬がちゃんと区別されているのか。

よく見ると、これまでパンを与えてきた犬はなんとなく大柄で毛足が長い。
うちの村でよく見かける犬とはそのつくりが若干違う気がする。

これがアトラス山脈独特の犬なのだろうか。

この辺もう少し詳しく調べてみなければ・・・。


(to be continued...)



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