This Archive : 2009年11月

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冬季スポーツ大会

2009.11.30 *Mon
マガマン集落ではこの1週間、スポーツ大会が催されています。

今日は、マラソン会とサッカーの準々決勝戦。

マラソン大会は小学校から高校生までの子どもが対象。足に自信のある子ども達がエントリーし、男女・年代別で約2~5キロの距離を走ります。沿道には応援するお母さん達の姿、、、と思いきや、ちょうどお昼ご飯時だったためか、通りには子供たちばかり。それでもマラソン大会を主催した青年部のお兄さん達の指示のもと、みんなちゃんとゼッケンをつけ、軽く走って体を慣らしておきます。まずはモロッコの国旗を持った女子ランナー達が国歌を斉唱してスタートラインへ。

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よういドン、のピストルもフエもなし。
たぶんお兄さんが「さあ行け!」と言ったのでしょう。
気づくといきなりみんな駆け出していました。

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あっという間に集落の通りの向こうへ走り去っていった子ども達。
残されたギャラリーはゴールに張られた紙テープの前で、ランナーが戻ってくるのを今か今かと待ちます。
集落内の道は入り組んでおり、事前のルート説明をちゃんと聞いてない子どもが迷うこともあります。青年部のお兄さん達がマラソンルートの各ポイントに立って道を教え、車やバイク、ロバ車が通る時には交通整理をします。
そのうちにギャラリーの歓声に迎えられて、ランナーは次々とゴールイン。
普段学校では、体育や体操の授業はありませんが、みんな毎日のように外で遊んでいるせいか、走り終わってもケロッとしています。

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同じ頃、お隣の広場ではサッカーの準々決勝の最中。
集落内で10チームがエントリーしトーナメント方式で戦います。選手は普段からサッカーで鍛えている10代後半~20代の男性が中心です。審判からイエローカードがあがると、大きなどよめきと歓声が起こります。真剣に激をとばす大人あり、横断幕を振って応援する子ども達あり、よく分からずにサッカーコート内にヨチヨチ入っていく幼児あり。それぞれが楽しく、熱中している姿がなんともほほえましく、印象的でした。
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ハミッドさん 6泊7日

2009.11.29 *Sun
犠牲祭を村で体験

ハミッドさんは50日間の予定でモロッコにやってきました。

ステイ先はスモーさん宅。普段、年輩の夫婦とその息子・娘の合わせて5人暮らしですが、ちょうど犠牲祭期間と重なり、都会に住んでいる3人の息子達とその妻子が帰省して、家の中は大変賑やかになりました。

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ステイ先の男性陣と記念の1枚

以前からイスラムの国々に興味があり、アラビア語も独学で勉強していらっしゃるというハミッドさん。家族から教わるアラビア語を覚えて、すぐに会話の中に取り入れる勤勉さ。ベルベル語も日に日に語彙が増えていきました。
ステイ先の末息子サイードさんが23歳で同い年ということもあり、一緒に山に登ったり、川に行ったり、町のカフェに行ったり、男性同士の友情も深められたようです。

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羊解体の朝

ハミッドさんいわく、滞在中、一番印象に残ったのはやはり犠牲祭の様子。スモー家では犠牲祭の前日にも羊を1頭屠りました。兄弟が手際よく解体していき、その夜は羊肉のブロシェット(串焼き)。ハミッドさんも炭火で焼くお手伝いをしました。翌日の犠牲祭本番にも羊の解体を最初から最後まで見学し、ブロシェットを食べ、さらに出発する日の朝食もブロシェットでした。羊肉づくしといっても過言でないホームステイ後半の日々、もう十二分というくらいお肉を堪能された事と思います。

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パンにはさんで羊肉サンドイッチ


猫に注意!!!

ステイ先にはかなり大きめのオス猫がいました。
普段はおとなしいのだけれど、遊んでやるとじゃれてきて、甘噛みがつい本気になってしまったのです。ハミッドさんと私、2人ともつい手を出してこの猫に噛まれてしまいました。そんなにキズは深くないけれど、もしかして狂犬病があるかも?という心配からグルミマの病院へ。お医者さんに見せても村人と同じように「飼い猫は大丈夫」と言われました。とはいえ、海外旅行中の大事な体。やはり大事を取ってワクチンを打ってもらいました。こちらが関心を示さなければ、猫は自ら寄ってこないもの、私自身、これからはどんなに可愛い猫でもじっと我慢で遠くから眺める事に徹しようと思ったのでありました。

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注射を打った病院にて

「また戻っていらっしゃい」と家族みんなに言われながら村を後にしたハミッドさん。
来てくださって本当にありがとうございました。
想定外のハプニングもありましたが、なかなかない経験をしたなあと、あとでお互い笑い話になることを願っています。どうぞこれからの旅も、動物と怪我には気をつけて!


女たちのライード[犠牲祭当日編]

2009.11.28 *Sat
羊をめぐる1日

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朝のお祈りがすむと、一斉に始まる羊の解体。
最初に入れる頚動脈への一刀から皮はぎ、内臓の取り出し等は男性達の役目。1年のうちで、この時ほど男性が頼もしく見えることはありません。

そして女性達の出番。

ハレの日なので勿論、着飾った女性達もいますが、台所担当の女性達はいつもと同じ普段着のまま、切り取られた頭と足とはいだ皮を持って、川や水路へ洗いに行きます。
アイヤダの家では三頭の羊が屠られました。10日ほど前に男の子を出産したばかりのアイヤダも、エプロン姿で作業をしています。洗剤で洗ってきれいになった皮は、これからなめして敷物に、頭の部分はあとで焼いてタジンに入れて食べます。

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内臓の部分は小分けにし、塩・こしょう、しょうがパウダー、ターメリック、クミン、ザフランなどで味付けし、ロールキャベツのように包み、仕上げに小腸でぐるぐるまきにして日なたに干して乾燥させます。ベルベル語で「タコルダス」というこの食べ物。ミモニ家では、もう何十年もこの作業をやってきた、ホーラおばあちゃんが采配をふるいます。娘達に「こしょうが多すぎよ」とか言われながら、その家庭独自の味付けがなされていくのです。
そしてタコルダスは後日、イスラム暦の正月に、タジンに入れて食べるご馳走となります。

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お肉の部分はさっそくブロシェット(串焼き)になります。
家族や来訪者の多いファテマの家では、昼食後すぐにブロシェットの準備。
一口サイズに切ったももの肉にタマネギ、トマト、塩、こしょう、クミン、パセリ、油をよく揉みこんでから串に刺していきます。

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その間に妹のアイシャが炭火をおこします。
「ラブース」というふいごで火力を調節しながら、お肉の両面にしっかりと焦げ目がつくまでアミの上で焼きます。その最中にも「またお客が来た」と、お兄さんがブロシェットを催促にやってきます。焼きあがったそばからサロンに運ばれ、なかなか作業は終りません。
実際、羊のお肉がなくなるまで、毎日のように女性達はこのブロシェットを焼き続けるのです。

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来客が途切れることのない一日。それが犠牲祭。
女性達は交代で近所挨拶に回り、家ではお茶&ブロシェット当番をします。


女たちのライード[前日編]

2009.11.27 *Fri
9:00AM 畑に人影なし

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いつもなら家畜にやるウマゴヤシを刈る女性達があちらこちらで働いている時間帯。
しかし今日は犠牲祭前日。

ぞくぞくと帰省してきた家族への対応で家の中の仕事が忙しいため、昨日のうちに数日分の草刈りをすませてあるので、本日の畑仕事はお休みです。

ラバトから、カサから、アガディールから、懐かしい顔が大集合です。
オアカ家では、出稼ぎに行っている兄弟が家に到着するたびに、娘のナジャットはお湯を沸かしなおしてお茶を入れます。お茶請けには手作りのお菓子とピーナッツ。

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ひととおり近況報告が終ると男性達は近所まわりやカフェへ。
ナジャットやお母さんは今夜のご馳走の準備と、明日以降に食べる料理の下ごしらえ。

そして夜。
犠牲祭に向けた最後の仕上げはヘンナ。モロッコではお祝いのときに必ず登場するものです。これは女性や子ども達が喜びの気持ちを表現するもの。葉っぱをすりつぶした緑色のヘンナの粉を、水とまぜて手や足に施すのです。手のひら、足の裏にべったりぬって、それぞれビニール袋をかぶせて手首のところでしばり、そのまま就寝。朝起きてヘンナを落とすと、あざやかなオレンジ色、もしくは黒に近い濃い色が皮膚の表面に定着しているのです。お隣のファテマザアラをはじめ若い娘達は、手にべったりとしたヘンナを塗るよりも、専用の注射針を使って、繊細なツタや花のような模様を施します。時間はかかるけれど、それが彼女達なりのおしゃれなのです。



No.44~49 犠牲祭にまつわる質問編

2009.11.25 *Wed
犠牲祭が近くなると、こんな言葉があちこちで聞かれます。

No.44 「羊買った?」
   
    「ッスゲット アノゴット?」

「アノゴット」というのは雄羊のことです。
まさか、モロッコ人ではないので羊なんて買いません。
すると、

No.45 「日本に犠牲祭はあるの?」

    「イスイッラ ライード タマジルトヌム?」

と来るので、

「いいえ」 「オホー」
「私達はイスラム教ではありません」 「ヌックニ ウルイッド メズルモン アヤ」

と答えます。

そして犠牲祭前夜、女性に対して訊かれるのは、

No.46 「ヘンナした?」

    「タズワックト?」

という、お祝いのときにする自然の染料を手や足に施したかどうか。
結構匂いがきついので、モロッコ人でもやらない人がいるようです。
また、家族や近所で不幸があった場合もヘンナは控えます。

さあ、いよいよ犠牲祭当日。
近所に挨拶回りに行きます。

No.47 「羊を犠牲にした(首を切った)?」

    「イスタガルスミアノゴット?」

羊の首を切るのは男性の役目なので、この質問は半分冗談です。
そしてお待ちかねのブロシェット(羊肉の串焼き)をあちこちでよばれます。

No.48 「羊肉食べた?」

    「ッチッド ラクトバン/タカディディン?」

もちろん、しばらくお肉は要らないくらい食べさせてもらっているので、

「お腹いっぱいです」 「シュバーツ」

と満足そうに答えると、村人はとても喜んでくれるのです。

プロフィール

カリマ

Author:カリマ
出身地:山口県
血液型:A
動物占い:チーター



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