This Archive : 2009年11月

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甘い匂いに誘われて?

2009.11.22 *Sun
お菓子作りが気になるのは、子ども達だけではない・・・。
おこぼれにあずかろうと、お菓子を作ったあとの洗い物が置いてあるところに猫の姿。

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何かないかな・・・

(洗い物を見て気づいたこと)
日本でお菓子を作るときは計量カップ・スプーンやボウル、泡だて器があるはずだけれど、ここにはそういった小道具はいっさいなし。鉄板とパンをこねるときに使う陶器の皿があればとりあえずは事足りるのです。分量はカンを頼りに目分量、そしてまぜるのは、素手。
洗い物に使う水も節約できるわけです。


女たちのライード[準備編]

2009.11.21 *Sat
ライード(=犠牲祭)まであと一週間

イスラム圏最大の祝日である犠牲祭を間近に控え、村の女性達はこの時期大忙し。

まず、洗濯
いつも洗う家族の洋服のほかに、都会から帰省してきた家族の分も加わります。セーターやジャケット、厚手のズボンなど、洗濯板を使ってすべて手洗いです。また、じゅうたん、ゴザ、毛布類もちゃんと汚れをおとして犠牲祭を迎えたいもの。村のそばを流れるグリス川でも、灌漑用水路でも、これらのかさばる洗濯物を踏み洗いする女性達の姿が見受けられます。朝からお昼過ぎ、夕方までかかる家庭もあるようです。

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ワイワイごしごし・・・       屋上に干されたじゅうたん

そして掃除
家によっては家族や親戚が沢山やってきます。
これまで物置だった部屋が家族用のサロンになったり、来客用のベッドルームになったり。もともと季節ごとに模様替えしているだけあって、家具の移動は慣れたもの。玄関先も家の周りも、いつもよりも念入りに。

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玄関ホールもぴかぴか     使わないマットレスは部屋の隅へ

小麦ふるい
主食であるパンの原料でもあり、お菓子にも使われる小麦粉。これも犠牲祭の間に大量消費が予想されます。夏の間に収穫された小麦を製粉所に持って行って粉にし、家でふるいにかけてふすま(麦かす)を取り除きます。ふすまは家畜の飼料になりますが、お菓子にまぜて使う家もあります。

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一袋50kg

お菓子作り
これは犠牲祭の直前に行われる作業。お祝いにつきもののお菓子も村ではすべて手作り。クッキーやスポンジケーキタイプのものが多く、オーブンで焼きます。小麦粉と卵とベーキングパウダーがベースとなり、それにココアパウダーをいれて搾り出したり、ヨーグルトをまぜてしっとりしたケーキにしたり。お菓子を焼く甘い匂いが家中に充満すると、子ども達がそわそわし始めます。

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床の上で作業が基本

お買い物
犠牲祭は、国内全域に経済効果をもたらします。スークでも町の衣料品店でも、洋服が大量入荷され、買い物客でごったがえします。特に子ども達に新しい洋服を買う家庭が多く、犠牲祭当日は、みんなぱりっとした格好で近所さんへご挨拶まわりをします。大きなものでは、マットレスやゴザ、毛布などを新調する家もあり、買ったものを村まで運ぶために、ロバ車やバイクタクシーが活躍します。

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スークに現れたゴザの塔

ハマム
体の垢を落とすのも、犠牲祭前にやるべきことの1つ。女性達は忙しい家事の合間をぬって、連れ立ってハマムに行きます。村のハマムは連日芋洗い状態で、数少ない蛇口の前には長蛇の列ができます。あまりにも混み合って、温度の違う3つ部屋が足の踏み場もないほどになってしまうと、入場制限が設けられることも。長期戦を覚悟で、みかんなど持参してハマムの中で食べながら過ごすお母さんや子ども達もいます。

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男女交代制を示すプレート


リーシュマニア症について

2009.11.19 *Thu
リーシュマニア症という病気をはじめて耳にしたのは、つい先月のこと。
エルラシディアにいる開発調査団の方から、グルミマは統計上このリーシュマニア症にかかっている患者が非常に多いという話を聞いた。

これまでグルミマで生活してきた中で、そんな病気のことは聞いたことがなく、もちろんその患者にあったこともなかった。気になったので真相を確かめるべく早速調査を開始した。

まずリーシュマニア症をネット上のウィキペディアでチェック。

『リーシュマニア症とは、トリパノソーマ科の原虫リーシュマニアの感染を原因とする人獣共通感染症の総称。サシチョウバエ類によって媒介される。主要な宿主は哺乳動物であり、ヒトのほかにげっ歯類、イヌなどにおいて感染の報告が多くなされている。リーシュマニア症には大きく分けて内臓型と皮膚型があり、皮膚リーシュマニア症は皮膚を冒すもので、サシチョウバエに刺されたあと数週間から数ヶ月後に皮膚に潰瘍や結節が生じる。』(ウィキペディアより一部を抜粋して掲載)

グルミマに多いと言われたのは皮膚リーシュマニア症である。
サシチョウバエ類というのがどういうものか、これだけでは良く分からない。

近所の学校の先生にリーシュマニア症のことを聞く。
先生いわく、蚊が媒体になって感染するが、この種類の蚊はグルミマにはいないとのこと。主に感染しているのはグルミマより南の砂漠地方の村だそう。サシチョウバエ類というのはどうやら「蚊」らしい。

村の診療所に勤めるアリさんを訪ねる。
グルミマにリーシュマニア症が多いのかと聞くと、彼もグルミマには殆どこの患者はいないとの言う。この病気はグルミマから南へ17kmのところにある小さな集落、さらにその向こうの集落で多いという事で、統計上多いのは、その患者がグルミマの病院で治療を受けているからではないかという。

さらにグルミマの病院で看護師をしている男性に話をきく。
彼も同じように、グルミマの町や集落部で発症したした人はいないという。グルミマではなくもっと南部の砂漠に近いところに大きなねずみが生息する地域があり、このねずみの死骸の血を吸った蚊(普通の蚊より小さい蚊)が人間を刺して感染するという。治療方法は、刺された患部のまわり4箇所に注射を打って治すということだった。

その南部地域で、以前小学校の先生をしていた男性から、この大きなねずみを駆除するために人間が毒をまいて駆除にあたったことがあり、この毒がまわったねずみの血を蚊が吸って人を刺し、感染に至ったという新説も耳にした。

いろいろな人の話を聞いた結果、「小さい蚊」「ねずみ」というのがポイントであると分かった。
網戸もすり抜けて入ってくるような小さい蚊はグルミマにもいる。夏の間出てきて音もなく皮膚の露出しているところにとまり、チクッと刺していく。刺されたところは後々までかゆいという、たちの悪い蚊だ。しかしこの蚊にはそんな感染症を引き起こす病原体を持っていない。もしあるなら村人全員がすでに感染していて当然というくらい、夏にありがちな蚊だからだ。
また、グルミマではねずみ自体、これまで一度も見たことがない。というのも、村の家はたとえ古くても毎日のように女性達がきちんと掃除をしており、掃き掃除をするときは塩素まぜてた水を床にまくという念の入れようである。さらにどの家庭でも猫が出入りしており、ねずみが出る機会は皆無に等しい。もちろん家畜小屋やゴミが捨ててある箇所など、出没の可能性のあるポイントはあるが、村人の話を聞く限り、「大きいねずみ」というのは報告されていないのである。

その後、ナドールでお医者さんをしているグルミマ出身の男性から、さらに詳しい情報が得られた。、
この小さい蚊は、英語で`phlebotomus'(フレボトム)と言い、日本語のサシチョウバエ類にあたる。実際にモロッコ南部の砂漠地域(グルミマより南)に生息しているという。また、ねずみは砂漠に住む種類のものが、このリーシュマニアの病原体を持ち、サシチョウバエ類の蚊を媒介して人間に感染するのだそうだ。感染した場合、薬物を投与する治療には6ヶ月かかるという。そしてグルミマにはサシチョウバエ類はいないと、彼も断言していた。

これらの情報を照らし合わせてみるに、グルミマではまず、リーシュマニア症にかかる危険性は低そうである。勿論、油断は禁物である。夏の間、旅行で数日間滞在するような場合、ほとんどは害のない蚊に刺されるだけだろうが、虫除け対策をするに越した事はない。常日頃から虫刺されに注意し、村人達がそうであるように夏でも肌の露出をなるべく避けるなど、配慮する事が必要である、と思った。


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グルミマの8月20日病院 外観
CATEGRY : 教えてMorocco

新装開店!

2009.11.16 *Mon
ブログ開設から半年以上経ったこともあり、ここらで装いを新たにします。
今後ともどうぞよろしく。
CATEGRY : お知らせ

魚の日

2009.11.14 *Sat
秋口より、土曜日は「魚の日」

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お隣さんから魚のフライを揚げるいい匂い。
今日はウルウイ村の人々が魚を食べる日。

グルミマのスーク(市場)は火曜日と土曜日。
とくに土曜日のスークは規模が大きく、魚の種類も豊富なため、人々の多くはそれを目当てに出かけて行きます。

遠く海沿いの町、アガディールあたりから運んでこられる魚、主にイワシ。
真夏の時期は傷みが早く、あまり人気のない魚も、秋になると需要が高まります。


魚の香草入りはさみ揚げ

魚は買ってきたら即料理。冷蔵庫のないうちも多いし、やはり新鮮なうちに食べたいもの。
下ごしらえはレモンと塩。
中に入れる香草は「メヘレーズ」という金製の鉢でつぶし、香辛料と一緒に混ぜ合わせます。

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各家庭で少し辛かったり酸っぱかったりするこの中身。
作る女性のさじ加減ひとつで決まる今日の魚の風味。
毎回同じ味にならないのは「目分量」がゆえ。

ころもをつけて、ほんの少しの油(ここがポイント)で揚げる。
魚を揚げた油は匂いがきつく、翌日の玉子焼きやタジンに再利用できないので、使うのはあくまで少量。それでもちゃんとできるのです。

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台所のガステーブルで揚げるところもあれば、土間のかまどで揚げるところも


香ばしい魚の匂いに誘われて、近所を歩けばアジザから「魚を食べにおいでよ」とのお声。
待ってましたと小躍りしながら、揚げたての魚がのった食卓をか囲む。
うん、今日のは辛党のアジザらしい、赤唐辛子のパンチが効いている。
余った分はパンにはさんでお土産に。

こんな内陸の村でも魚を食べられる、毎週土曜日の小さな幸せ。






プロフィール

カリマ

Author:カリマ
出身地:山口県
血液型:A
動物占い:チーター



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