This Archive : 2009年09月

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ラマダンが明けました

2009.09.21 *Mon

「マブロック ライード」

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モロッコは今年、湾岸地域のイスラム諸国から一日遅れでラマダンが明けました。


今日は朝から集落内がとてもにぎやかです。

村人達はそれぞれの家庭を訪問しあい、「マブロック ライード(断食明けおめでとう)」の挨拶を交わします。どの家庭でも、この一ヶ月近くにわたる断食の労をねぎらうかのように、この日のために用意した沢山の手作りお菓子とお茶でお客様をもてなします。

子供達は新しい服を着て、女の子達は手をヘンナで赤く染め、ご近所さんからもらえるお年玉のようなものを楽しみにしています。

ご近所の腕白坊主、ラシッド君も、大人たちからもらった0.5ディルハムやそれ以下の硬貨を小さな手の中にしっかり握って、時々出しては数えています。

お金持ちになった子供達のお買い物で、村の雑貨屋さんはしばらくの間、きっと繁盛することでしょう。


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頭と前足、猫にもヘンナをして。


ゴミ、捨てるべからず

2009.09.19 *Sat
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ウルウイ村と、グルミマの町のちょうど境界にある道路沿いの空き地に、看板が立ちました。

アラビア語で「ゴミ、捨てるべからず」

ここは以前から家庭ごみが大量に捨てられて、野犬の溜まり場になっていたところでした。
ゴミ収集車が来ないウルウイ村では、ゴミの捨て方・処理の仕方は各家庭任せです。
燃やす人もいれば、側溝にただ投げ込む人もいて、衛生的に良くない上、村の景観も損ねています。
モロッコの田舎では、大体どこに行っても現状は同じようですが、年々ゴミ問題が深刻になっていることで、ウルウイ村役場もゴミ処理対策に乗り出しています。

こうやって少しずつ、村人達の間に、ゴミの捨て方に対する配慮や環境保護への関心が高まっていくとよいと思います。


岩たちに魅せられて タフラウト (9月12日~14日)

2009.09.14 *Mon

今回のモロッコ南部旅行のハイライトはずばり、タフラウト。

堆積岩の多く見られるモロッコでは珍しく、ここでは花崗岩が地表に現れているのだ。
夕陽に照らされると、花崗岩の主成分がピンク色に輝いて、あたり一面が赤っぽく染まる。
ロンリープラネットにも詳しく書いてある、その幻想的な瞬間を実際に見たてみたかった。


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何百年も前からそこにあった石造りの家々。
岩山に囲まれた集落を眺めていると、時が昔に戻っていくような気分になる。
しかし、すでにその多くには人が住んでおらず、朽ちるにまかせていたり、改築して観光客用のホテルになっていたり、昔ながらの生活が営まれているとは言いがたいようだ。


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これもロンプラ情報だが、タフラウトは皮作りのバブーシュ(スリッパ)で有名なところ。
確かに町を歩くとあちこちに靴屋がある。この地域の伝統的なバブーシュを見せてもらっていると、それとまさに同じ靴をはいた地元のおじさんが通りかかる。一緒にいた娘さんの黒いマントの羽織り方がこれまたおしゃれだ。この地域独特の刺繍が施され、胸のところにベルベルのブローチが付いている。グルミマでも是非流行らせたいところだ。


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タフラウト周辺には面白い形・色をした巨石が沢山ある。
左は「ナポレオンの帽子」石。もっとも昔は地元民から「指」石と呼ばれていたそうだ。
右はベルギー人アーティストが手がけたペイント岩。完成から20年以上たった今、雨風にさらされて色はかなり落ちている。この創作のために90トンも使ったというペンキ。芸術性よりも、雨で溶けた塗料が地中に染み込み、地下水を汚染しないかとそちらが心配になる。


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アルガンの産地としても有名。ちょうどヤギたちがアルガンの木のまわりに集まって、葉っぱの部分を食べていた。枝はとげとげしくて、触れると痛そうなのにヤギは平気なのだろうか。


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アルガンの実を挽くうす。下の皿に入っている、オイルを抽出した後の残りかすを丸めたものは、家畜のえさにするらしい。


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タフラウトから1日ツアーを組んでもらい、四駆で訪ねた小さな集落の1つ、イコンカ。
その集落の丘の上にある「アガディール」と呼ばれるこの建物は、かつて銀行の金庫室のような役割を果たしていた。入り口は1つで外に向かって窓はなく、中の通路を挟んだ両側にボックスタイプの小部屋が沢山ある。小麦やトウモロコシなど、1年を通して蓄えておく必要がある農産物や貴重品は、各家庭においておくのでは泥棒に入られる危険がある。こうして共同金庫室に保管し、入り口には頑丈に鍵をかけ、見張り番をつけておくことで、それぞれの財産を守ったのだ。グルミマのように各集落がクサル(集合住宅)を形成していない、この土地ならではの生活環境を反映していると言えるだろう。廃墟として朽ちるまかせるには惜しい建造物だ。


☆インフォメーション☆

アクセス
ティズニットからタフラウトへ
グランタクシーで約2時間 37,5dh ※バスもあるとのこと

宿泊先
ホテル・サラマ
1泊 3人部屋(ダブルベッド+シングルベッド) 304dh

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タフラウトで(たぶん)2番目に高いホテル。
フロントに飾られたミニチュアの万国旗の中に、日の丸があるのに感激。日本人もかなり利用している様子で、スタッフの対応も非常に感じがよい。部屋は清潔で、内装もきれい。3階のテラスからの眺めがとてもよい。
地階にはカフェ&レストランもあり、ラマダン中にもかかわらず通常のモロッコ食を用意してくれた。味もよし。事前に頼んでおけば、テラスで朝食をとることもできる。

ホテルのサイト:www.hotelsalama.com


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タフラウト名物、アーモンドのタジン ホテルのレストランにて


タフラウトからのツアー
タフラウト・アドベンチャー(町の中にオフィスあり)
英語の堪能なスタッフが、ツーリストの希望にあわせてツアーを組んでくれる。少人数だとかなり割高になるが、徒歩や自転車では行きにくい場所(タスギント、イコンカなどアガディールのあるところ)へも連れて行ってくれる。

今回はタフロウトの主要観光スポット(ナポレオン岩、ペイント岩、先史時代の壁画、アダイ村他)とアメルン渓谷をまわる半日ツアーと、タフラウトからマンスール谷を経由し、周辺の村を訪れて、そのままインズガン(アガディールの近く)まで車で送り届けてもらう1日ツアーをセットで申し込み。
3人で1800dh 

サイト:ww.tafraout-adventure.com

No.28~No.33 ラマダン関連の質問集

2009.09.13 *Sun
ラマダン(断食)の時に村人に出会うと、ほぼ間違いなく一番訊かれる質問はこれ。

No.28 「断食してる?」  「タゾムト?」

してる、と言うととても喜んでくれる村人達。してない、というとなぜなぜ攻撃で、時に断食がいかに体に良いか熱心に説明してくれます。

そして次に来るのが、

No.29 「お祈りはしてる?」 「ダットアッザーンラ?」

断食とセットでやることが基本。ここでお祈りをしていないと断食の効果がなくなってしまうそうです。

さて、日没が近くなってくると、フトール(日没後最初にとる食事)の準備。普段アバウトな彼らも空腹を抱えているので時間が気になります。

No.30 「今何時?」  「マッタサアドリ?」 
※実際には「シュハルサア?」(ア)のほうが一般的です。

フトールに欠かせないのがハリラと呼ばれるスープ。ウルウイ村ではトウモロコシの粉で作ったハリラを好む家庭が多いのです。立ち寄ったついでに食べていきなさいとばかりに、

No.31 「トウモロコシのハリラ飲む?」 「イストリッド タハリルト ヌ ドラッ」

トマト味もいいけれど、トウモロコシの黄色いハリラもなかなかのもの。

フトールの後、夜中にもう一度軽食をとり(とらないうちもある)、日の出前にまたがつんとタジンを食べます。時間は午前3時頃、半分眠った状態でみんな口を動かしています。

No.32 「日の出前に食べてる?」  「トゥチッド ソホール?」

ラマダンの開始と終わりは月を観察して決めます。
こちらに訊かれる事はまれですが、一応参考までに。

No.33 「月見た?」  「タンネイド アイユール?」

モロッコ南部珍道中 タンタン・グールミン・ティズニット

2009.09.11 *Fri
ラマダンも後半を過ぎたある日、ふとモロッコ南部の旅に出たくなった。

行き当たりばったりの旅の同行者として名乗りをあげてくれたのは、ワルザザーとアガディールに住んでいる友人2人。

ワルザザートで待ち合わせ、南部行きのバスを探す。
ザゴラ、タンタン、タタ、グールミン・・・バスターミナルのおじさんに聞いてみると、どの目的地もことごとく深夜過ぎの出発。
こうなったら一気に私達の行ける、一番南の町まで行ってしまえ。

所要時間12時間。走行距離約700km。途中1回乗り換え。
国際的に認められた「モロッコ王国」としての南端の町、タンタンへ。

海がきれいだということで、タンタンビーチまで足を伸ばす。

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お昼下がりのタンタンビーチ。
ラマダン中だからか、通りに人影は少なく、海には数人のサーファー、家族連れがぽつぽつといるのみ。

潮のにおいがする。
フトール用に焼いている魚のにおいがする。

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アガディールに住んでいるTさんには見慣れた光景かもしれないけれど、内陸暮らしの私とワルザのイーメンさんにとっては久しぶりの海。
この沖にはカナリア諸島があるはず、と思いながら水平線に目を凝らすけれど見えず。
イーメンさんが波打ち際の貝殻を拾う。Tさんがコンブを拾う。
海に沈んでいく夕日を眺めたあとはおまちかねのフトール。

地元の人たちと同じように、オープンカフェで魚の盛り合わせを追加オーダーしてフトールセットにありつく。何しろバスの長旅の道中、モロッコ人と同じように明け方からは何も口にしていないのだった。私達が食べ始めたのと同じ頃、少し頭のおかしい男性が何度も目の前の道を行ったりきたり、そのうち棒を振り回して暴れ始める。興味本位で眺めていた人々も、彼が近くに停まっていたタクシーのヘッドライトを壊すと、さすがに放っては置けなくなったのか、フトールもそっちのけで追いかけてやっと取り押さえる。我々はその光景を横目で見ながら、もくもくと魚をたいらげた。


☆インフォメーション☆

ワルザザートからタンタンへ
民営バス 3AM発 220dh

タンタンからタンタンビーチへ
グランタクシーで1人あたり10dh 所要時間約15分

タンタンビーチの宿泊先:
レジデンス・サーブル・ドー
町の中心から港に向かう道の途中、海岸沿いのキャンプ場にバンガローが併設。
シーズンオフのせいか、客は我々とキャンピングカーでやってきたと思われるフランス人の男性のみ。
1室あたり300dhのところを200dhにあっさりと値下げしてくれる。
普通のホテルと違うのはミニキッチンがついていて、簡単な調理ができること。(ガス等はなし)
敷地内の砂地では管理人のモーリタニア人の男性やその友達?が夜遅くまでぺトングに興じていた。ラマダン中だからかも。

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なかなか立派な入り口

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カリマ

Author:カリマ
出身地:山口県
血液型:A
動物占い:チーター



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