This Archive : 2009年08月

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No.26 あなたは?

2009.08.20 *Thu
自分はこう思うけど、じゃあ相手はどうなんだろう。
そんなふうに相手の考えを訊ねるときの簡単な一言。

「あなたは?」

(女性に対して)「キンミ?」
(男性に対して)「キーイン?」


※「キ」の発音は「キ」と「ヒ」の間くらいです。

これに関連して、

彼は? → ンツァ
彼女は? → ンツアット

幸福の谷経由秘境トレッキング (8月15日~18日)

2009.08.18 *Tue

あなたはモロッコの山奥に、「幸福の谷」と呼ばれる場所があるのをご存知ですか?


『この夏、ベルベル語オンリーの場所を訪れてみたい』

そんな思いでふらりとでかけた今回の一人旅。
旅の途中、初めて耳にした」「Happy Valley(幸福の谷)」と呼ばれる場所は、ベルベルの人々が住むアトラス山脈の奥深くにありました。

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山、また山の道をグランタクシーで奥へ奥へ。
谷間にぽつぽつと集落が見えてきました。

村に着くと、ちょうどロバを使った昔ながらの小麦脱穀作業が行われていました。広場の中心に杭が一本ありそこに繋がれたロバが地面敷き詰められた小麦の穂を踏みながらぐるぐると回っていて、なんとものどかな光景です。

道行く人にベルベル語で話しかけると、

「スンツタシュルヘイツ?(ベルベル語を話せるのか?)」

と、驚いたように足を止め、人懐っこい笑みを浮かべて尋ねてきます。

この村の人々は、ベルベル語の中でも、ウルウイ村と同じ「タマジール方言」を話します。
しかしこうやって改めて注意して聞くと、ウルウイ村のベルベル語には、なにげにアラビア語が沢山混じっていることに気づかされます。交通の不便な山奥と違い、古くから交易の盛んなカスバ街道の近くに位置しているからでしょうか。

100%ピュアな(それに近い)タマジール方言に触れたいなら、不便は覚悟で山奥へ行くべし。


『アイト・ブグンメス』

別称、幸福の谷。

もし地図で見つけられたら、ぜひ足を運んでみてください。
ワンフレーズでもベルベル語を覚えていけば、「おっ、ベルベル語を話せるのかい?」と、人々の表情がきっと変わるはず。




ベニメラル・オーズードの滝 (8月13日~15日)

2009.08.15 *Sat
初めてなのになぜか懐かしい

フェズからベニメラルに向かう。所要時間約6時間。
車窓からの眺めを楽しみたくて、バスはあえて昼の便を選んだ。

夏休み中ということもあり、フェズ早朝始発のCTMはほぼ満員。
イフラン、アズロ、ケニフラまでは山がちの道、それからはなだらかな丘陵の道で、道路の状態はかなりよい。時々うたた寝している間にバスは途中の経由地の町に何度か停車し、お客が入れ替わり立ち代りしていく。

左側をアトラス山脈の山並みに沿って走りながら、ベニメラル県にちょうど入ったあたりで、右手に大きな湖が現れた。水は青く澄んでおり、エルラシディア近郊のそれと似ていることから、人口のダム湖ではないかと思った。

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ベニメラルに着いたのはお昼過ぎ。見るものもとりあえず、
長旅の疲れを癒すのと、日中の暑さを避けるためホテルで少し休憩。

夕方、改めて町を散策に出る。
友人からの事前情報で聞いてはいたが、この町は田舎にあるとはいえ予想以上に大きい。
同じ「県庁所在地」の、エルラシディアと比べるどころではない。
町自体がゆるやかな斜面になっており、なんとなく以前私が住んでいた町を思い出した。
道路沿いには憧れのスーパー、「ASIMA」の看板が出ていた。

道端で停めたプチタクシーの運転手に言う。

「とりあえず、町をぐるっとしてください」

短時間で町の雰囲気をつかむにはこれが手っ取り早い。

ドライバーは不可解な顔をしていたが、他にも客が乗り込んできたので、まずその行き先に向かう。
メイン通りには商店が多い。背の高いビルもある。夕方になって、交通量も人通りも多くなっている。次に乗ってきたお客2人もさらにその先の場所を言ったので、斜面の上のほうの地区も見られた。やっぱり何か似ている。町の感じといい、周りの自然の感じといい、ブラジル内陸部のベロオリゾンチをほうふつとさせる。人口は35万人(プチタクのドライバーによる)と、こちらのほうがかなり規模は小さいけれど、主要都市から離れたなにもない荒野にぽつんと位置しながら、町にも人にも活気がある。窓の外を流れていく明かりが灯り始めた景色に、わけもなく親近感を覚えた。最後にまたタクシーに乗った場所まで戻ってきたので、うまいこと町をぐるっと一周した感じになった。

そのあと、近くのマルシェに足を運ぶ。
外国人観光客が特に沢山来るわけでもないだろうに、この町の人々は明らかによそ者の私をあからさまにじろじろ見たりしない。桃やりんごなど果物を買った屋台のお兄さん達も、程よく気さくだ。
サボテンの実の屋台がそこらかしこにあるので、つい夕食用に買ってしまう。
種が多すぎて食べにくいとずっと文句を言っていたのに、ついにこの夏、ハマってしまった。
喉の渇きには最高の果実。「ビタミンが豊富で肌にも髪にもいい」と、その夜ホテルのサロンでTVを見ていたらちょうどニュースでやっていた。お隣のソファではフロントの女性が横になっていた。今夜は夜勤と言う。女性がするとは珍しい。

たった1日の滞在と名残惜しいが時間がない。
ベニメラルの町をもっとじっくり歩くのは次回に。
明日は滝へ向かう。

(滝レポートは追記にて)

☆インフォメーション☆

ホテル・シャラフ(Hotel Charaf)

シングル 150dh (シャワー、トイレつき) /  100dh (シャワーなし、トイレ共同)
※ツインルームをシングルユースするため割高。またシーズン中のため料金アップ。

バスターミナルのおまわりさんに、「100dh以下で泊まれるところ」とリクエストしたところ、教えてくれたホテル。バスターミナルのすぐそば、大通りに面している。フロントは2階。設備は古いがシャワーの出は良かった。夜中も目の前の道路を走る車の音がかなりうるさかったので、道路側ではないほうの部屋がよいかも。(しかしエアコンはない)
この一角はすべてホテルになっており、同レベルのホテルは他にも沢山あった模様。
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医療の現場を訪問 セフロ(8月10日~11日)

2009.08.11 *Tue

歯を大切に

助産師のMちゃんはセフロの病院で働いている。
その職場をぜひ見てみたいということで、今回もう1人の友人Aさんと訪ねていった。


まずはMちゃんが巡回で行く保健所。
ここは母子保健センターとしての役割をしているらしく、患者は女性と乳幼児ばかり。
グルミマの保健センターも新しい建物ができたばかりだけれど、この施設もまだ新しい様子。

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2階には歯科専門医がいて、歯の治療を行う部屋がある。
この日は歯科医とMちゃんが、ここで歯磨き指導を行う事になっていた。

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ちょうど診察に訪れている女性と子ども達を対象に、歯の磨き方、歯ブラシの手入れの仕方などを、パネルと歯の模型を使って説明していく。
歯を磨く習慣がまだ定着していない村人にも、以前日本人のボランティアグループがやってきて、このような歯磨き指導がなされたことがあるが、歯ブラシさえもっていない(もしくは家族で使いまわし)状態ではなかなか実践するまでに至らなかった。Mちゃんが考えたように、モロッコ人のお医者さんを巻き込んで、根気強く何度も指導をしていけば、少しずつ浸透していくのではないかと思う。


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次に病院へ。産婦人科病棟と内科病棟を見学。お昼の面会時間が終わったばかりで、お掃除婦さんが廊下を水拭きしていた。Mちゃんが来てから作られた母親学級の部屋も見せてもらった。2年間医者や看護婦さんに理解してもらおうとMちゃんが頑張った苦労のあとが伺える。ときおり病室から入院中の女性達の叫び声・うめき声が聞こえてきて、病院慣れしていない私は心拍数が上がる。Mちゃんもプロとはいえ看護の仕方も職場の雰囲気も、さらには言葉も全く異なる世界に放り込まれたわけだから、働き始めた当初はいろんな苦労があったんだと思う。
この日は非番なのに、同僚や患者さん達一人一人に声をかけ、スキンシップをするMちゃん。
彼女のやさしさが言葉を介さずともに相手に十分伝わっているのが実感できた。


帰りに手工芸品の展示販売センターに寄る。
ここにMちゃんおすすめの素敵なアクセサリーショップがあった。
が、あいにくこの日は閉まっている。
窓ごしにかわいい商品を眺めるにとどまる。

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蒸し暑いと聞いていた夏のセフロ。
しかし私たちが訪れた日は、意外にも強い風が吹いて肌寒いくらいだった。
夕方、3人でMちゃん宅そばのハマムに行った。
久しぶりのハマムとあって、垢をしっかり落とそうと頑張ったMちゃんはあとで見ると腕の皮がむけていた。

帰国を目前にしたMちゃん、忙しい時に訪ねていって申し訳なかったけど、セフロにいるうちに会いにいけて良かった。

翌朝、早めに起きて出勤前に作ってくれたご飯とお味噌汁、それにお土産のおにぎりは心にしみました。ほんとにありがとう。


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アユになった夜 ブールメン音楽祭(8月7日~9日)

2009.08.09 *Sun
大観衆の見まもる中、スポットライトを浴びてステージに立つ

出番待ちのステージの袖から観客を見渡す。
昼間、ペトング場だった広場が人、人、人で埋め尽くされている。
ここまでの大舞台に立つのは初めてだ。


モロッコに来てから覚えた「よさこいソーラン」
こんなにいろんな人に見てもらえるとは・・・。いやがおうにもテンションがあがる。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


ブールメン在住の友人、Iさんから、よさこいソーラン有志に出演依頼があったのは数ヶ月前。
ホテルはない町だけど、自宅を開放するのでそこに寝泊りし、ぜひ音楽祭に参加して欲しい、と。
本来はベルベル音楽の祭典であるけれど、日本の踊りをモロッコの人々に是非見てもらいたいというIさんの熱意に、主催者側が出演許可を出してくれたのだった。また、手工芸品の販売も可能ということで、普段販路のないウルウイ村の女性達の商品を売る絶好のチャンス。願ってもない話である。


音楽祭初日、グランタクシーでブールメンに入った。
山がぽこん、ぽこんとまわりを囲み、のどかな感じのこぢんまりした町である。普段は静かなこの町が、毎年夏の音楽祭の期間中は、近隣の都市から多くの人が訪れ、昼夜を通して音楽やダンスに明け暮れるのである。到着したときはまだがらんとした大通りも、午後日が暮れてくると、かなりの人通りとなった。

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手工芸品の販売ブースには、長距離バスが停まる真ん前の建物のスペースが用意されていた。場所取りで他の出展者とモメる事もなく、机・椅子まで必要なだけちゃんと用意してくれるとは、さすがIさんの根回しが効いている。ウルウイ村からはベルベルマント、スカーフ、きんちゃく、ナツメヤシのペーストお菓子などを持っていく。ワルザのイーメンさんはじゅうたん、毛糸のバッグ類、メクネスのユリコさんは刺繍商品を持ってくる。

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午後になると、目の前のメイン通りでベルベル音楽が始まる。

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時折、観客も踊りの輪に加わり、見よう見まねで踊る。踊り子の男性達も、見ているこちらも楽しくなる。なんともオープンでアットホームな雰囲気。

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ベルベルの踊りは普段村で見慣れていると思ったけれど、この一種ラインダンスのような踊りは、宴会などでよくみる女性達の腰振りダンスとはまた違い、ちゃんとした振り付けのパターンがあるようでなかなか見ごたえがある。

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そんな中、メクネス組、エルラシディア組、と次々にメンバーが到着し、「よさこいソーラン」のリハーサルも進められる。メンバーの1人でもある総指揮者のIさんは、段取りのためにステージ、家、リハーサル会場と飛び回る。今回デビューするメンバーは2名。短い練習時間にもかかわらず、どんどん振りを覚えてくれて頼もしい限り。振りが合わないところは、何度も確認しあい、観客席から監督している写真係のNさんからもダメ出しの檄がとぶ。
また、リハーサル会場の一角では、男性陣による太鼓と大漁旗を振る練習も行われる。
視覚効果、音響効果も加わり、これまでの公演以上に完成度が高いものになりそうな予感。

みんなの気持ちがひとつになり、そして本番の夜がやってくる。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


午後10時半。

スポットライトを浴びてステージに立った私たちには、すでに大きな拍手が。
一体どんな踊りを見せてくれるのだろうかと、モロッコ人の好奇心と期待がダイレクトに伝わってくる。

体育会武道系M氏の、のろしの太鼓の音に、ステージと客席、そして深夜の冷えた空気が震えた。

まずは、夏の盆踊りを思い出させる鹿児島の「おはら節」から。メンバーの中に鹿児島県にゆかりのある者が3人いるということで、選ばれたこのナンバー。地元から送られたはっぴもここでお披露目。

盆踊りの輪の状態で踊りながら、徐々に3列・各4人の形にトランスフォーム。
おはら節のスローなテンポが終わると、一瞬の間をおいて、よさこいソーランの威勢のよい前奏が始まる。

「どっこいしょー、どっこいしょー」「そーらんそーらん」
隣のMちゃんに負けないように振りを大きく、声を張り上げる。

途中からひざの屈伸が効かなくなるが、それでも踊る。踊り続ける。
ちらりと周りを見ると、スポットライトに照らされてみんなの顔が輝いている。
ステージに立って、大勢の前でパフォーマンスするのがこんなに楽しいなんて。
歌手がライブをする時の気持ちもきっとこんな感じだろうか。浜崎あゆみもステージに立つとこんな気持ちで歌っているのだろうか。

クライマックスのポーズが決まった。
みんなの息が切れている。

聞きなれない曲調に、モロッコ人はきっと手拍子をいれることも、リズムに体を揺らすこともできなかったに違いない。それでもいい、と思う。言葉を超えて心に響く何かがあればそれが私たちへの報酬。彼らの優しい歓声と拍手が鳴り止まない中、私たちはステージを降りた。客席に向かって両手で手を振りたい気持ちを抑えつつ。

よさこいを通して、より深く知り合えたメンバーたち。
自分の住んでいる地域の住民だけでない、モロッコの人々との交流。
来て良かった、としみじみ思った。

仲間達は1人、2人と去っていくけれど、みんなでステージに立った、
この夜のこの感動は、きっと忘れない。

最後に、素晴らしい統率力と、本職に負けずとも劣らぬその調整力でみんなをまとめてくれたIさん、本当にありがとう。



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Author:カリマ
出身地:山口県
血液型:A
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