This Archive : 2009年07月

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暑くても子どもは元気!

2009.07.26 *Sun
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       ウルウイ村・クリケットチーム幼少部
       よく見るとバットはナツメヤシの幹! 




日が傾いてきた夕方、外で元気な声が聞こえると思ったら、路上で子ども達がボール遊び。
粋なバッドは村製でタダ。ボールは近くの雑貨屋で買える10ディルハムのもの。やわらかくてすぐへこむので、逆に小さい子ども達には扱いやすい様子。

打つたびに横を流れる水路に落ちてしまうボール、わいわい言いながら水の中に入って拾い上げるのもまた楽し。



No.24 疲れた?

2009.07.25 *Sat
村の人(特に女性)はよく働くし、歩くし、待つし、なんといってもおしゃべり。
一緒にいると、もう勘弁~とこちらが根をあげることもしばしば。
そんなとき、彼女達はこちらの様子を察して訊いてきます。

「疲れた?」

「トゥハント?」

「うん、疲れた」という返事なら、

「ウハラー」

たとえば畑の草刈りのお手伝いをしていて、もう疲れちゃったなーという時。
疲れたと言えば、「じゃあもう休んでなさい」と解放してくれます。

一緒に歩いてグルミマまで遠出した時は、疲れたと言えば一休み。暑いときはすぐ近くにある家の人に頼んでお水をもらったり。

深夜の恐怖体験

2009.07.24 *Fri
(私事で恐縮ながら、村暮らしならではの体験だったので書き記すことにしました。)

深夜0時過ぎ。

室内温度は35度。

居間のドアと外に通じる窓を全開にしても、家の中はむわっとした熱気に包まれていました。
日が暮れてから、いつものようにテラスに打ち水をして、玄関は扉上部の鉄格子部分をあけて風が通るようにしていてもえらく暑い夜でした。


夕方水浴びをした体も髪もすでに乾ききり、もう一度水浴びしようかなあと思いながら、そのとき私はタンクトップに短パンというラフな格好でテレビをつけた状態で本を読んでいました。

と、もたれかかっていた背中のクッションのところで、かすかな音がしました。

「またゴキブリか」

最近ゴキブリが多く出てくるようになり、その多くはトイレの排水溝から這い上がってきます。
TVが置いてある我が家の居間はトイレに近く、これまでにも何度かカサカサと入ってくる姿を目撃していました。ゴキブリを発見した場合、サンダルで叩いたり、デッキブラシでひたすら突いたり、すでに何度もやっていることなので慣れっこになっています。緊急事態に備え、デッキブラシなどの撃退用必須アイテムも手近においてありました。


反射的に腰を浮かせて肩越しにクッションを見やると、そこにいたのは果たしてゴキブリではありませんでした。

一瞬でクッションとクッションの間に隠れてしまいましたが、私は紛れもなく見てしまいました。

それは黒くて、くすんだ色をした中型サイズのサソリだったのです。

あまりのショックに一瞬めまいを覚えました。


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この家に住んで最初にサソリを見にしたのは1年前の夏のことです。
テラスの椅子の上に干しておいたリュックサックを取り込もうとして逆さに持ち上げたとき、開けてあった小さなファスナー付ポケットから黒くて小さい物がぽとりと落ちました。

なりは小さいながらも、それが本やテレビで見たことのあるサソリの実物でした。
毒針のついている尻尾を高く振り上げた姿があまりにも立体的にリアルで、どうやって殺したらいいのか分からずに気が動転するばかり。

その時はちょうど、近所の肝っ玉母さん、ファテマがうちの前で立ち話をしていたので、急いで呼びに行きました。なんとかしてくれと頼むと、彼女は手近にあった石を拾い、何事もなさげにサソリをつぶして殺しました。

それ以来、うちで出没する事はなく、ご近所の家畜小屋に出たとか、穀物部屋にいた、とかいう話だけを聞くにとどまっていました。


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しかし、今回サソリが現れたのはうちの中。そして間の悪いことに深夜。
それもよりによって、熱帯夜が続く夏になってからずっと、ベッドとして使っていたソファの上なのです。

暑さも忘れ、動揺した頭の中にあるのはどうやって退治したらいいのかということ、それだけでいっぱいでした。
しかし、どう考えても一人では対処できないと判断。


「これは、、、もう助っ人を呼ぶしかない。」


頼みの綱は、うちの一部を間借りしているハッサン一家です。

通路のドア1枚隔てた向こうの大きなサロンでは、ハッサンとセディアの夫婦と5人の子ども達が暮らしています。モロッコ人には珍しく、夜9時前には夕食を済ませてみんな寝てしまいます。
眠っているところを起こしてしまうが、やむをえません。


通路ドアの鍵をあけて家族の寝ているところに飛び込みました。

「セディヤ、セディヤ、ティガルダムト(サソリよー)」

ベルベル語でサソリ(ティガルダムト)という単語と、ねずみ(タガルダイト)がごっちゃになってしまい、混乱した頭ではどっちがどっちだったか区別がつかなくなっています。なんとか分かってもらおうと、両手でハサミを切る真似をしてみました。

幼い子ども達と川の字になって横になっていたウィノナ・ライダー似のセディア、5児の母と言えど明らかに私よりも年下です。以前聞いたときは確か30歳くらいだったと思います。いつものように口元に微笑を浮かべて、むくっと起きてくれました。

急いで居間に案内し、サソリが隠れたクッションをそっとめくってみました。

やっぱりいました。
大きさは手のひらくらい。頭から尻尾まで10cmくらいでしょうか。
緑色のソファカバーの上で、目立たないようにじっとしています。


「タマゴルト(カマ)をもってらっしゃい」


大して驚く様子もなく、セディアは私が草刈りに使う、先端が湾曲したカマを持ってこいと言います。
倉庫に行って、黒いビニール袋にいれてあったカマを取り出しました。と、ビニールの破片がひらっと落ちたのをゴキブリかと思い、一瞬ビビって飛び上がってしまいました。もうこうなるとすべてが恐怖の連続です。

セディアはデッキブラシの柄の部分と、カマを器用に使ってサソリを取り押さえ、家の外に持って出ました。
うまく捕まえているのか、サソリはじっとして動く気配はありません。
玄関先のコンクリートの上で尻尾を胴体から切り離すように、カマですりつぶしていきます。


「もう大丈夫、あとはアリが始末するから」


瀕死の状態になれば後は自然に任せるというのでしょうか。確かに、これまで退治して庭にほおっておいたゴキブリもそうであるように、明日の朝になればアリが見つけて連れ去ってくれるか、わずかな残骸しか残されていないはずです。

セディアは躊躇する間もなくサソリを捕まえて退治し、あっという間に寝に戻っていきました。
さすが母は強し、そして村暮らしが長いだけあります。ゴキブリやサソリを見たくらいでは驚きもしない。

私もサソリぐらいでおじけづくようではまだまだ人間が未熟だなあと実感したのでありました。
しかしその夜、すでに退治されたとはいえ、サソリがいたソファで寝るのは大いにためらわれました。



この体験を通して、村人の生活の知恵に改めて思い当たったのです。

村の女性達は、毎日のようにうちの中を念入りに掃除します。ちゃぶ台もTVセットも簡単に移動できるようになっていて、家中に水をまいて水きりブラシで床の汚れをかき出します。寝室のベッドの下にも、通常なにも置かないし、装飾類も最小限でおおむねがらんとしてます。台所も調理するとき以外は鍋、やかん、コップ、食材に至るまで全部戸棚にしまって、キッチン台の上は何も置きません。衣類などは洋服ダンスではなく、鍵のかかる旅行カバンに入れて部屋の隅に積み上げ、毎回出し入れしているところも多くみられます。

これには掃除をしやすくするという目的もあるでしょうがが、サソリのような害虫が紛れ込まないようにするためではないかと思います。漂白剤をばんばん使って床を清潔にしておくのは、害虫を寄せ付けないため、また余計なものを出しっぱなしにしないのは、害虫が入ってきても分かりやすいようにする為とも思われます。

村人が言うところによると、万が一、サソリに刺されても死なないということです。
しかし、すぐに病院に行って注射を打ってもらわなくてはなりません。
※注: 注射を打ってもらうのか、刺された箇所の針を正しく摘出してもらうのか、このへんはベルベル語がうまく理解できずに曖昧です。

もし、サソリが動く音に気づかずにそのまま電気を消してソファに横になっていたら、そう思うとゾッとします。サソリに刺されたらそれこそパニックだろうし、村から病院までは歩いて1時間、しかも途中の畑道には夜になると野犬が沢山いて、絶対に歩いてはいけないと言われています。近所に車を持っている人は極わずかで、そんな人たちまで巻き込んで病院に行くはめになっていたら、もう村での生活がつらくなりそうです。

しかし分からないのは今回のサソリの侵入経路です。窓か、ドアの下の隙間か、はたまたトイレの排水溝からなのか。サソリは壁を登れるときいたことがあるので、いつも開け放し状態にしている窓から入ってきたのかもしれません。また、サソリは水気のあるところを好むということでしたが、それならなぜ居間に現われたのでしょうか。サソリの生態をよく知らないので、もっと村人から情報を収集しておこうと思いつつ、今後の教訓としてここで学んだことををあげてみます。

〇窓に網戸をつける
〇ドアの下の隙間にしっかり詰め物をする
〇トイレの穴を完璧に塞げる大きさのペットボトルに代える
〇家の中は頻繁に掃除し、整然とさせておくこと
〇ものは並べておくのではなく、しまう
〇靴や服は身につける前に振ってみる
〇リュックやバッグも、使わないときはファスナーをきっちり締めておく
〇夜間、別の部屋にちょっと物を取りに行くときにでも、おっくうがらずに電気をつける
〇何かあったときに頼れる近所の車・バイク持ちの男性と仲良くしておく


砂漠気候のこの村は夏は灼熱、冬は極寒の生活。
これまで冬の寒さよりも夏の暑さほうがまだ我慢が出来る、とみんなに吹聴してきたけれど、
サソリに脅かされる事がない分、やっぱり冬のほうがいいかも・・といまは思います。



鈴なりアーモンドの木の上で (アメラゴ) 7月18日~21日

2009.07.21 *Tue
モロッコにいる間にやっておきたい事のひとつ。

それはアーモンドの収穫作業を手伝うことである。


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ウルウイ村から50kmほど北上したところに、養蜂とアーモンドの里として知られる「アメラゴ」という、風光明媚な山あいの村がある。

アメリカのグランドキャニオンを思わせるような、地層がくっきりとした岩山に3方を囲まれて、谷間に沿うように集落が点在し、平野部には広大な畑が広がる。冬の寒さは厳しいものの、標高が高いせいか空はより青く空気が澄んでおり、夜空に散りばめられる満天の星空に圧倒される。
この自然環境のおかげで農作物の種類も豊富で、ウルウイ村にはめったにないリンゴや桃も栽培がなされている。


2月に来たとき、ここはアーモンドの花が満開だった。
日本の桜を思わせるような、アーモンドの木が畑のあちらこちらに植えられており、白くて可憐な花びらが風に舞っていた。
早春の、こののどかな田園風景はまさしく桃源郷を思わせた。



そして7月はアーモンドの実が熟す時期。

アメラゴからウルウイ村に嫁に来ているファティマが先週末から里帰りしており、アーモンド収穫を手伝うという。是非にと頼み込み、そこに便乗させてもらうことにした。

ファテマの実家には父、義理の母親、義理の妹が住んでいて、数軒先に住むファテマの実弟と一緒に雑貨屋を営んでいた。

このアメラゴの家族は、ファテマ経由で私が行くことをすでに承知していた様子で、初日の夕方ファルゴで到着すると、快く迎え入れてくれた。ここの母・妹は共に名前をファテマと言い、名前を呼ぶと女性達みんなが返事をするので若干紛らわしい気もした。


アーモンド収穫は家族総出の作業

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翌日は早朝に起きて、まず畑のウマゴヤシ刈りから。
アーモンド収穫で忙しいといえども、家畜たち(牛3頭、ラバ1頭、羊10頭、ヤギ1頭、鶏数匹)の食べる草は年中必要である。

その後、焼きたてパンで朝食を済ませ、女性達で連れだってアーモンドの木が植えられた畑へ。

ファテマの父はすでに木に登ってアーモンドの実を棒で叩いて落としている。

妹の方のファテマは私と同い年くらいで、すいすいと木に登りアーモンドをもぎはじめる。
母ファテマとウルウイ村ファテマは木の下に待機し、上から落ちてくるアーモンドの実を拾う係りである。

機械などは一切使わず、人間が木に登ってアーモンドを叩き落す、もしくは地上から棒で叩く、といった想像以上にマニュアルな収穫方法であったため少し驚いたものの、労働力として役に立とうと張り切って収穫を始めた。

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棒を持って下から叩くが、木の枝と実がしっかりくっついているのか、なかなか落ちてこない。
母ファテマたちがどうやって叩き落しているかやり方を習おうと思って見やると、落ちているアーモンドを石で割ってはむしゃむしゃ食べている。まだ作業を始めたばかりなのにこの緊張感のなさ。「カリマもちょっと休憩してお食べよ」と、すすめてくる。

「どうやら収穫中はアーモンドが食べ放題のようだ。」

アーモンドは炒って食べるのが日本流であるが、ここでは生アーモンドを食べる。
炒ったもののような香ばしさには欠けるが、アーモンドが持つ独自の香りと食感もまた美味である。ひとつ、ふたつと食べ始めるとやめられない。



木登りに挑戦


それにしても地上から、アーモンドの実を叩き落す作業はすぐに首や手がだってくる。
慣れてないため、実に当たらず空振りも多い。

こうなったら上に登ってしまえということで、妹ファテマが登っている木に登ってみることにした。
彼女とは違う幹にそろそろと足を進めていくが、足元がサンダルなのでなんとも危うい。
大人になってから木に登る機会なんてまったくないが、小さい頃はよく家の裏山で木登りをしたものだ。そんなことを思い出しながら、ようやく地上4mくらいのアーモンドが鈴なりになっているところに到達。

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片手で木の幹を持ち、もう片方の手でアーモンドをもいでは下に落とす。
しばらく試行錯誤しながら一番摘み取りやすい方法を試してみる。どうやらアーモンドの実のへこみが入っているほうを下にして折ると、木の幹から離れやすいようだ。手近の実が全部なくなると更に上へ。そしてまた上へ。足場を確保しながら登っていくのが楽しくなり、気がつくとベテランのファテマ父と同じくらい高い幹のところに来てしまった。

犬や何かに追いかけられて勢いよく木に登ったはいいが、いざ下に降りようとするのに降りられなくなった猫の話が頭をよぎる。下を見るとえらく距離があるように感じられて足がすくむ。
そうするともうアーモンドを摘むどころではない。木の幹から片手を離すのですら怖くなる。
適当なところで切り上げて、降りることにした。


しかし、木々の合間から見るアメラゴの岩山も美しい。
この岩山は毎回来るたびに違う表情を見せてくれる。
畑のあちこちではアーモンドを収穫する人の姿が見られ、話し声がきこえてくる。小学生くらいの男の子たちも、時折私たちのいる木の近くを通るが、ねこ車を押したり枝を切るのこぎりを運んだり、頼もしい労働力となっている様子だ。

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アーモンドの木の下に座り、家から持ってきたパンとお茶で休憩しながら、午後3時くらいまで作業は続けられた。木から全部実が落ちると、全員でアーモンド拾い作業。ナツメヤシの葉で編んだバスケットはすぐにいっぱいになる。殻付きなのでかなり重い。

拾い終わったアーモンドは穀物袋につめて、うちにもってかえり、しばらく天日干しにする。
すでに収穫して干したアーモンドの殻をファテマ母さんに頼んで割らせてもらった。
トンカチを使って少し叩いたくらいでは割れないが、逆に強く叩きすぎると真ん中のアーモンドの実の部分まで粉々になってしまう。これもコツがあるようだ。
割ってしまえばたべられる部分の中身はほんのちょっと。
どれだけ強固な殻に守られてるんだろうと思わずにいられない。


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夕方日が暮れてから、家の庭にゴザを敷いてみんなでお茶請けにアーモンド食べる。

この家庭では1日あたり1本のアーモンドの木から実をとるとして、あと10日間収穫作業が必要という。
お父さんもだいぶ歳をとってきたし、木に登るのも大変だろうと思う。
ファテマ妹ももうすぐ嫁に行かなくてはならない。
年取った夫婦2人でこの仕事をやるには重労働だ。

それでもアーモンドの木を売るつもりはないとファテマ母はいう。
時間をかけて収穫し、ご近所さんや親戚に少しずつ配り、あとは自分達で食べる、それでいいという。

男性も女性も農業に従事し、働き者が多いアメラゴ。
朝も夕も畑に出ていて、そこが彼らの社交の場にもなる。
お父さんやファテマ母にとって、畑で過ごす時間こそ健康の秘訣なのかもしれない。

そして翌日も、同じようにアーモンド収穫作業は続くのであった。



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猫それぞれの過ごし方

2009.07.17 *Fri
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テレビでも見ながら昼ごはんを待つか。  サミア@ちゃぶ台下より



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やはりじゅうたんとクッションに限る。
「猫屋敷」ことマハボーブ家のニューフェイス、マリちゃん、
これで5匹目。サミアちゃんは先輩です。


プロフィール

カリマ

Author:カリマ
出身地:山口県
血液型:A
動物占い:チーター



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テンプレート配布者:サリイ  (素材:ふるるか
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