This Category : 教えてMorocco

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モロッコ人の笑い方についての考察

2010.01.27 *Wed
初めて聞いたときは驚いた。

これは笑い声だろうか。
口の奥、頬袋(があるなら)あたりから出ている「カッカッカッ」とも「ギッギッギッ」ともつかない音である。
しばらくこの国にいれば、こんな笑い方をするモロッコ人に必ず1人は会っているはずである。
もしかするとベルベル人特有なのだろうか。とにかく、私の周りには非常に割合が高い。

考えてみれば、モロッコの人で大口を開けて笑う人をあまり見ない。もちろん冗談を飛ばしあったり、面白い話をして笑う姿はしょっちゅう見るのだが、特に年輩の男性はそういう笑いのシチュエーションでも手放しで笑い転げるというのはなく、口で笑いながら目は相手をじっと見据えている。女性に関しては、だいたいすぐ手で口元を隠してしまう。

これは乾燥した砂漠気候と何か関連がある気がする。
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CATEGRY : 教えてMorocco

お気に入りスナック菓子の秘密

2010.01.20 *Wed
美味しいお菓子を見つけた。

「VEGA POP(ベガポップ)」という名のスナック菓子。
町の雑貨屋で1個1dhで売られていて、何気なく買ったらこれがはまってしまった。
どういうものかというと、丸くて小さい粒状コーンスナックで、日本の「たこ焼き」というスナック菓子の1個1個を思いきり小さくして、食べきりサイズにパッケージした感じである。

モロッコのお菓子にしては、味がしっかりしすぎている・・・と表示を見たら『MADE IN THAILAND』だった。
フランスやスペインのお菓子ならば分かるが、はるばるタイからもお菓子を輸入していたとは驚きだ。

気になるので、パッケージに書かれている販売元「JC Interfood Co. Ltd」のウェブサイトにアクセスしてみた。
それによると、この本社はタイにあり、スナック菓子をメインに扱っているようである。
ベガポップの場合、味つけには、海草、チキンスパイシー、イタリアンピザ、キャラメルの四種類(限定でミルクコアとバーベキューロブスター)があり、これまでモロッコ各地の雑貨屋で見かけたものは、そのうちのチキンスパイシーとイタリアンピザである。

さらに詳しく読むと、ここで扱っている商品は、タイのイスラム中央委員会から、ハラル製品のロゴ使用を許可されている、と書かれている。ハラルというのは、イスラムが定めるプロセスに則って処理・加工された肉製品のことである。確かにベガポップのパッケージにもアラビア語で「ハラル」と書いてあった。
これは日本のスナック菓子ではまず見かけたことのない表示である。「ポーク味」の商品も少なからずあるが、第一ポークエキスを使っていたり、ポークエキスの入った商品と同じ加工ラインで作られたものは、イスラムの人々にはタブーである。

内容量は10gとあるが、これが実は曲者である。
以前友人のMちゃんと一緒に食べたとき、Mちゃんのベガポップには中身が半分もなく、空気でパンパンに膨れていたために見た目にだまされたのである。

で、今回村の雑貨屋で見つけたイタリアンピザ味のベガポップ。
一気にまとめ買いをして、丸い粒状のスナックが何個ずつ入っているか数えてみた。もちろん、それぞれの粒には若干大小があるので、妥当な調べ方ではないだろうし、計量器を使えばいちいち数える労力も要らない。しかし我が家には1g単位の違いを正確に量れるものがないので、正確さには欠けるがこの方法を取る事にした。

以下、10個分の結果である。

76・75・93・73・83・69・69・71・77・83

こうしてみるとそれほど違いはなさそうに思えるが、それでも93個入りと69個入りでは、手に持ったときの重さも、あけたときのぎっしり感にも違いがあろう。

ちなみにベガポップは、ラバトの某スーパーマーケットで1個1.40dhで売られていた。村の雑貨屋がぽっきり1dhで売っているのに、である。まとめ買いをしたい私のような人間には0.40dhの違いは大きい。ベガポップをお得に買うなら巷の雑貨屋に限る。

これからも、雑貨屋に行く度にこのお菓子を探さずにいられないだろう。
さらに、いつかタイに行く事があれば、別のフレーバーも試してみたいと思う。


IMGP4604.jpg   1001122 003
チキンスパイシー味      イタリアンピザ味

CATEGRY : 教えてMorocco

末端が冷える方に

2009.12.05 *Sat
村人の寒さ対策

モロッコ南部の冬は底冷えします。
内陸性砂漠気候というのは、日中と夜間の温度差が激しく、昼間は汗ばむ陽気であっても日没後はしっかり着込まないとじわじわと骨にしみるような寒さにやられます。

末端冷え性の人は特につらく、夜、厚着をして毛布をかぶってTVを見ていても、手足の異常な冷えに悩まされます。
厚手の靴下を履いても、足をマッサージしてもなかなか温まらない・・・。
なにか良い対策はないものか?

そこで、暖房器具のない村人宅で発見した末端(足)冷え対策は、ずばり、

靴下の二枚履きと「黒ミカ」のコンビネーション
です。

「ミカ」とはモロッコ人が言う「ビニール袋」のことで、近所の雑貨屋やスークに買い物に行くと、必ず商品を入れてくれる、日本で言うところのレジ袋です。これを2枚用意しておきます。

まず1足目の靴下を履きます。このとき足を揉み解すなどして若干血行を良くしておくとより効果的です。また靴下がしめっていたりすると効果は半減。足も靴下も乾燥した状態を心がけてください。
そして、次に黒ミカの口を広げて、一足ずつ履く感じで足を入れます。足首のところでしばれるくらいの、Mサイズのミカが良いと思います。またミカは白(透明)よりも黒い色の方が保温効果が高い気がします(自己体験より)。
あとは2足目の靴下をミカの上に履くだけです。
外出する人は、その上から靴を履いてしまえばOKです。

じっとしているだけで温まるホッカイロとは違いますが、少なくとも冷たい外気が侵入するのを防ぐので、足が冷たくてどうしようもない、ということはなくなるでしょう。
また、歩くたびにシャカシャカと音がしますが、モロッコでは(村では)誰も気にしないし、むしろ生活の知恵を心得ている、と村人からと感心されるでしょう。


※効果の程は個人差があると思いますので、万が一足が冷たいままでも責任は取りかねます。また、長時間履き続けるとどうなるかまでウラを取っていませんので、試される方はくれぐれも自己判断でお願いいたします。
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さようならのそのときに

2009.12.03 *Thu
ウルウイ村でホームステイの受け入れが始まってから2年。

村人が観光客に接する姿を垣間見るに、やはり噂にたがわず、この地域のベルベルの人達というのは概して「おもてなし好き」で「おしゃべり好き」だと思うことが多くあります。

でもそれ以外に、村人達に共通した(もしくはモロッコ人全般に言えることかも)とても不思議な気質があることに最近気づきました。

以前、村にホームステイした旅行者の方が帰る場面に居合わせた私。
別れ際に、ステイ先のお母さんが私にベルベル語で言いました。


「イニヤス サムへー(直訳:ごめんなさいって言って)」


旅行者に対して謝るって・・・
思わず、「え、何かあったの?」と聞き返した私。

「いや、別に何もないよ」という返答に、不思議に思いながら旅行者の方に「ごめんなさいって言ってます」と、とりあえず伝えました。旅行者の方もよく意味が分からない様子でしたが、特に追求せず家族に手を振り去っていきました。

その後何度も、観光客が村を去るときにステイ先の人(特に女性)がこの言葉を言っている姿を目にしました。
ベルベル語を知らない観光客の人には通じていないけれど、とにかく別れ際、家を出るときに使われるのは共通しており、とりわけ短期より長期間滞在した旅行者に対してかけられることが多くありました。

別れ際に謝る、という感覚は一体何なんだろうかと、毎回いぶかしく思っていましたが、あるときふと思い当たりました。

これは日本でいう、

「何のお構いもできませんで」

というニュアンスではないだろうか、と。

欧米でホームステイをすると、ホストファミリーが別れ際に「楽しかった?」「またいらっしゃいね」と言って抱擁を交わすけれど、‘I am sorry'「(何のお構いもできなくて)ごめんなさい。」なんて言う家族に出会ったことは一度もありません。彼らは旅行者が十分楽しめるよう気を配って当たり前いう気持ちがあるからか、ネガティブな言葉で自分達の至らなさを敢えて口にする事はありません。

確かにウルウイ村の生活は不便な事がいっぱいです。
こんな貧しい自分の家に旅行者を泊めるのは恥ずかしいと思う家族もあるようです。
「ありのままの村の暮らしを体験させるだけでいい」と言ってあっても、家族としてはちゃんとおもてなしができていないんじゃないか、という気持ちがあるのかもしれません。もしくはちゃんとおもてなしができていても、日本人が習慣として口にするのと同じで、「何のお構いもできませんで」と謙遜することが美徳という考えがあるのでしょうか。

普段、村の女性達を見ていると謙遜なんて縁がないように思えます。おもてなしを通り越して半強制的に「食べろ食べろ」と迫ってきたり、おしゃべりを通り越してそこにいる女性達が一斉に言いたい事を言いまくるなんてこともあります。ベルベル語が分からないと言っているそばから、旅行者にベルベル語で質問を浴びせようとするお母さんもいて、本当にわが道を行く人たちだなあと思うことのほうが多い毎日です。
それでも、旅行者が淋しくないようにそばに居て、お湯を何回でも沸かしてお茶をすすめ、食事の時にはお肉の一番おいしいところを分けてくれる、そんな心意気に純粋な優しさを感じるのも事実です。

表立っては分からないけれど、ベルベルの人達はとても繊細な心の持ち主なのかもしれません。
『ベルベルの人には日本人と共通するものがある』と言った人がいます。
それはあながち間違ってはいないかもしれません。

「もっとここに居なさい」
「また戻っていらっしゃい」
そして、
「ごめんなさい(何のお構いもできませんで)」

これら別れ際の決まり文句が村人の口から出るたびに、なんとなく心がほっこりしてしまうこの頃です。


※上記はすべて私個人の勝手な推測なので、もしかするともっと別の意味があるのかもしれません。次回「サムヘー(ごめんなさい)」を聞くときは、もっと深く追求してみようと思います。
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リーシュマニア症について

2009.11.19 *Thu
リーシュマニア症という病気をはじめて耳にしたのは、つい先月のこと。
エルラシディアにいる開発調査団の方から、グルミマは統計上このリーシュマニア症にかかっている患者が非常に多いという話を聞いた。

これまでグルミマで生活してきた中で、そんな病気のことは聞いたことがなく、もちろんその患者にあったこともなかった。気になったので真相を確かめるべく早速調査を開始した。

まずリーシュマニア症をネット上のウィキペディアでチェック。

『リーシュマニア症とは、トリパノソーマ科の原虫リーシュマニアの感染を原因とする人獣共通感染症の総称。サシチョウバエ類によって媒介される。主要な宿主は哺乳動物であり、ヒトのほかにげっ歯類、イヌなどにおいて感染の報告が多くなされている。リーシュマニア症には大きく分けて内臓型と皮膚型があり、皮膚リーシュマニア症は皮膚を冒すもので、サシチョウバエに刺されたあと数週間から数ヶ月後に皮膚に潰瘍や結節が生じる。』(ウィキペディアより一部を抜粋して掲載)

グルミマに多いと言われたのは皮膚リーシュマニア症である。
サシチョウバエ類というのがどういうものか、これだけでは良く分からない。

近所の学校の先生にリーシュマニア症のことを聞く。
先生いわく、蚊が媒体になって感染するが、この種類の蚊はグルミマにはいないとのこと。主に感染しているのはグルミマより南の砂漠地方の村だそう。サシチョウバエ類というのはどうやら「蚊」らしい。

村の診療所に勤めるアリさんを訪ねる。
グルミマにリーシュマニア症が多いのかと聞くと、彼もグルミマには殆どこの患者はいないとの言う。この病気はグルミマから南へ17kmのところにある小さな集落、さらにその向こうの集落で多いという事で、統計上多いのは、その患者がグルミマの病院で治療を受けているからではないかという。

さらにグルミマの病院で看護師をしている男性に話をきく。
彼も同じように、グルミマの町や集落部で発症したした人はいないという。グルミマではなくもっと南部の砂漠に近いところに大きなねずみが生息する地域があり、このねずみの死骸の血を吸った蚊(普通の蚊より小さい蚊)が人間を刺して感染するという。治療方法は、刺された患部のまわり4箇所に注射を打って治すということだった。

その南部地域で、以前小学校の先生をしていた男性から、この大きなねずみを駆除するために人間が毒をまいて駆除にあたったことがあり、この毒がまわったねずみの血を蚊が吸って人を刺し、感染に至ったという新説も耳にした。

いろいろな人の話を聞いた結果、「小さい蚊」「ねずみ」というのがポイントであると分かった。
網戸もすり抜けて入ってくるような小さい蚊はグルミマにもいる。夏の間出てきて音もなく皮膚の露出しているところにとまり、チクッと刺していく。刺されたところは後々までかゆいという、たちの悪い蚊だ。しかしこの蚊にはそんな感染症を引き起こす病原体を持っていない。もしあるなら村人全員がすでに感染していて当然というくらい、夏にありがちな蚊だからだ。
また、グルミマではねずみ自体、これまで一度も見たことがない。というのも、村の家はたとえ古くても毎日のように女性達がきちんと掃除をしており、掃き掃除をするときは塩素まぜてた水を床にまくという念の入れようである。さらにどの家庭でも猫が出入りしており、ねずみが出る機会は皆無に等しい。もちろん家畜小屋やゴミが捨ててある箇所など、出没の可能性のあるポイントはあるが、村人の話を聞く限り、「大きいねずみ」というのは報告されていないのである。

その後、ナドールでお医者さんをしているグルミマ出身の男性から、さらに詳しい情報が得られた。、
この小さい蚊は、英語で`phlebotomus'(フレボトム)と言い、日本語のサシチョウバエ類にあたる。実際にモロッコ南部の砂漠地域(グルミマより南)に生息しているという。また、ねずみは砂漠に住む種類のものが、このリーシュマニアの病原体を持ち、サシチョウバエ類の蚊を媒介して人間に感染するのだそうだ。感染した場合、薬物を投与する治療には6ヶ月かかるという。そしてグルミマにはサシチョウバエ類はいないと、彼も断言していた。

これらの情報を照らし合わせてみるに、グルミマではまず、リーシュマニア症にかかる危険性は低そうである。勿論、油断は禁物である。夏の間、旅行で数日間滞在するような場合、ほとんどは害のない蚊に刺されるだけだろうが、虫除け対策をするに越した事はない。常日頃から虫刺されに注意し、村人達がそうであるように夏でも肌の露出をなるべく避けるなど、配慮する事が必要である、と思った。


090127 013
グルミマの8月20日病院 外観
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カリマ

Author:カリマ
出身地:山口県
血液型:A
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